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介護保険

「特養」「老健」「療養型」はどう違う?

 

居室面積や専門職の人数が異なる

介護保険で利用できる入所施設サービスは、特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型の病院(主に療養型病床群)の3つ。要介護認定で要介護1〜5と判定された人が、入居、入院できる。これらの施設はまとめて介護保険施設と呼ばれているが、それぞれどう違うのだろうか。

特別養護老人ホーム(特養)は食事や排泄などが自分でできず介護を必要とし、自宅で介護を受けることが困難な高齢者の生活の場だ。利用者の居室(1人当たり10.65m2以上)に加え、医務室、機能回復訓練室、食堂、浴室があり、介護・看護職員のほかに医師(非常勤も司)やケアマネジャーなどがいる。

老人保健施設(老健)は病状が安定していて入院の必要はないけれど脳卒中の後遺症などがあり、医学的な管理の下で看護や介護、機能訓練、日常生活の世話が必要な人を対象にしている。自宅に戻って少しでも自立した生活を送ることを目的にした施設なので、入所期間の目安はおおむね3〜6か月だ。

 

 

 

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