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ことば・言葉

教えて! 基本用語

 

マッチング・ギフト

職員がNPO(非営利団体)などに寄付金を出すと、所属する企業も一定比率の金額を同じ相手に寄付する制度のこと。たとえば比率が1対1なら、私M子がさわやか福祉財団に1万円寄付をすると、勤め先の企業も財団に1万円寄付してくれるというもの。またお金だけでなく、従業員のボランティア活動に対しても、それに見合った金額を拠出するケースも。寄付をした人は善意の気持ちが2倍になり、企業は社会貢献ができ、寄付を受ける団体も助かるという、みんながハッピーになれるこの制度、ぜひとも広めていきたいですネ。

 

総合的な学習の時間

2002年度から小・中・高校で導入される、新しい学習指導要領の柱(高校は2003年度から)。各教科のように細かな内容を規定せず、たとえば福祉・健康、国際理解・外国語会話、情報、環境などの横断的・総合的な課題や、児童・生徒の興味や関心に基づく課題、地域や学校の特色に応じた課題などについて、適宜学習課題や活動を設定して展開していくことが目的。せっかくの「ゆとり」の時間、ボランティア活動などの社会体験も積極的に取り入れて子供たちに心の教育を施し、豊かな人間性や他者に対する思いやりの心を育ててほしいもの。

 

知ってる? 最新用語

 

確定拠出型年金

掛け金の運用次第で老後に受け取る年金額が変わる新しい私的年金制度のことで、別名日本版401K。これまでの企業年金などの私的年金は、将来もらえる額が予め決まっている「確定給付型」。これに対し、今回の新制度は、出す(拠出する)お金は決まっているけれど将来の受取額は運用状況等によって変更するので「確定拠出型」と呼ばれる。閣議決定によると導入は来年1月からの予定で、加入できるのは20歳以上60歳未満のサラリーマンや自営業者など。確定拠出型は自分の判断で投資先を選択するので、積極的な資産運用を行うことができる反面、運用に失敗すれば、将来の受給額が目減りする恐れもある。いずれにしても、老後の年金も自己責任の時代がやって来たというワケ。皆様、覚悟のほどを!

 

 

 

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