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また、長寿社会文化協会田中尚輝氏からは「介護保険の事業者として市民が大いにかかわりサービスの質の向上を高めてほしい」と講演。午後は、3つの分科会に分かれて研究協議。福島県内には高齢者支援の市民互助団体が少なく、この研修をきっかけに団体起こしを考えている人もおり、期待しています。(木原)

 

【1月24日】

小雪の舞う中、「ファミリーサポーターさわやか」梅津代表と事務局の方2名と、北海道渡島支庁地域政策部環境生活課道民生活係千歳主任と会談。函館(渡島支庁)市内におけるNPO法人申請状況(1月24日現在、4団体)や高齢者支援の活動についてご説明いただいた。続いて、市役所に移り函館市福祉部介護保険課給付係小松係長と会談。梅津代表より「函館は観光収入も落ち込み、日中本当に人の姿を見なくなった。また、函館には“通い(かよい)”という制度(後日まとめての清算)がお年寄りには残っており、自然と助け合うという意識があります」とのこと。(木原)

 

【1月25日〜26日】

日本自転車振興会補助事業による、札幌リーダー研修会(北海道札幌市)が、社会福祉法人札幌市社会福祉協議会の協力のもとに開催。

昨年の10月に同社協の岩見参事から「市社協としても、今後市民の助け合い組織をつくる研修を行いたい」という意向があり、両団体主催という形式で開催。初日は札幌市における福祉課題と非営利活動団体の連携について札幌市保健福祉局高齢福祉課浅野課長より講演。続いて長寿社会文化協会田中尚輝氏よりNPOと公的介護保険についての講演。昼食後に道内外のNPO団体によるシンポジウム「新しいふれあい社会づくりのために」と題し、それぞれの団体活動を報告した。終了後シンポジストが別室で個別相談に応じたところ、数名の方が団体立ち上げを考えているとのこと。

2日目は、午前が時間預託制度の説明とすでに取り組んでいる団体の報告。午後から、4つの分科会に分かれそれぞれ研究協議。特に団体設立をめざす第一分科会では、初日の流れから団体を立ち上げる方が意欲的に参加。

2日間を通し、延べ259名の方が参加された。現地受け入れ団体としてご尽力をいただいた札幌市社協さんのご努力により大成功に終えることができました。関係者のみなさまお疲れさまでした。(木原)

 

 

 

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