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グループホーム推進事業

 

基底からの挑戦…家庭から社会を変える

ふれあい型グループホームとは「元気なうちから共に暮らす」小規模の共同生活の場を指す。構想は以前からあったが97年、社会の胎動を感じ取り、今が押しどころと推進事業を立ち上げた。そして今、ふれあい型グループホームも介護保険のメニューに入るなど急速に注目を浴びているが、今後留意したいのはグループホーム=痴呆のケア、という狭い固定観念の払拭だ。さわやか福祉財団の他の事業は、殺伐とした今の経済社会の仕組みをふれあいに変える働きかけ。しかしこの事業は、社会に基本単位である家庭と家族、そこを変えることで社会の変革をめざしている。文明が発達し、資本主義が進み、豊かに暮らせるはずの中でなぜ孤独死は増えるのだろう?長寿命化、核家族化の時代、「血縁」という考え方だけに固執した結果の綻びではないか?新しい時代は新しい考え方と仕組みで―。内から外へ向けた壮大な挑戦が進む。

 

●主な活動

●グループホーム推進委員会(98年6月〜2000年2月現在)8回●「グループホーム案内書」第1部(98年10月)●「グループホーム案内書」第2部(99年11月)の作成●全国グループホームの実例把握●ふれあい型グループホーム設立問い合わせへの個別相談他

 

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