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コンピュータシステム開発事業

コンピュータは全国にボランティア組織を広める力強い援軍

 

竹下 「さわやかさん」最新版の完成、本当にご苦労様でした。

北崎 ぜひ利用したいと団体のみなさんに言われると感動します。ただ100団体がこのシステムを利用すれば100通りのシステムができるわけで、本来一つのシステムではカバーできないところがあります。そこが苦労のしどころです。

堀田 ソフト開発はボランティア活動普及の大きな手段になると当初から取り組んできました。団体の活動が伸びれば手作業でのマッチングは非効率で間違いも多くなる。団体数が増えればニーズも増えて開発もしやすいし市場にもつながります。今はそこに達するまでの段階でご苦労も多いと思います。

内田 作成が外注なので、どうこちらの意図を伝えるか、そこに反省点がありますね。今後はもっと主体性を持てるようにしたいものです。

岩井 サポート体制の充実やそのための各地の仕組みづくりも重要になりますよ。

会田 今回マニュアルも作成して4月からはサポートも財団のコンピュータグループが中心となって行うことにしました。

岩井 ホームページ上で地方のサポーターを募集したり、より広く、団体サポートの裾野づくりを具体化できるように。

本庄 近隣型のような活動のためのパソコンの使い方のサポートもやってあげたいですね。

北崎 財団のホームページをみなさんの意見を集積する場にしてもらうことも考えていきます。また全国福祉情報ネットワークシステムのようなものを今後、検討していきたいですね。

竹下 この事業はまさに全国の草の根団体支援ですから、活動に必要なさまざまな情報をどう提供する仕組みをつくるか、それが今後の課題ですね。

堀田 いずれは官民連携のコンピュータネットワークの中で、ボランティア活動から医療情報等まですべての要素が網羅されたICカードのようなもの、安心して暮らせる地域システムづくりをめざしているわけです。まだ、そんな壮大な構想の第一歩を踏み出したばかりですが、ぜひがんばっていきましょう。

 

コンピュータシステム開発グループ:V会田晧一朗、V岩井康一、V内田武夫、V北崎弘也、◎竹下知道(日立製作所から出向、事務局長兼務)、V本庄利市

 

 

 

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