組織づくり支援事業
行政は身体を、家族とボランティアは心を。
高齢者を支える活動の受け皿を全国に
堀田 1日研修会、どんどん広がってきましたね。93年に団体設立のためのリーダーを養成する2泊3日のリーダー研修会を始めたころは年に数回やれる程度。これでどこまで伸ばせるのか不安があったんですが、今は社会の情勢も自分たちでやろうと変わってきたし、1日に短縮して回数を増やすことで一気に加速してきました。
石井 1日研修会は97年から始めたんですが、手探りながらとにかく広く数多く働きかけていこうとやってきて、ようやく軌道に乗りつつあるのがうれしいです。
木原 昨年1年で21回、18都府県で開催しました。4月からの2000年度も全国で20回ほどを予定していますが、1回30人程度から、多い時には400人もの参加者が集まります。そこからまた新しく地域の中で活動が広がっていくような熱気が感じられて、とてもやりがいがありますね。
堀田 各地のインストラクターのみなさんもすごくがんばってくれてますね。
米山 一昨年の2月に推進大綱を出したころはみんなすごく不安な顔をしてたんですよ(笑)。それが今はこちらが引っ張られるほど積極的でしょう。地元でやっていくごとに自信も深めていくんですよ。
石井 本当にみなさん、事前の準備から当日、終了後のフォローも含めてとてもよくやってくださるんです。私たちも支援体制をうまく図っていけるようにしないと。
中村(豊) 私自身本職は中学校の教師で研修の立場ですが、財団に来て「自分たちで社会を変えよう」という意識を持って活動しているスタッフや全国のみなさんを見てすごく影響されています。教員仲間で教育問題を話し合ったりしても、必ず「社会が悪い」で終わってしまうんですよ。それじゃだめなんですよね。まず自分がやらないと。