四月からいよいよ公的介護保険制度がスタートし、福祉を取り巻く環境は大きな変化を迎える。少子高齢化がさらに進む21世紀。日本の福祉の進むべき方向について、日本社会事業大学の京極学長にお話を伺った。

　

堀田力(ほったつとむ)

1934年京都府生まれ。

さわやか福祉財団理事長、弁護士。

　

できれば高福祉中負担をめざす日本の福祉の新しい方向性

堀田　私どもの団体が財団法人化してちょうど五年になるのですが、この間、世の中の流れが非常に速くなったなというのが実感なんですね。福祉の分野でいえばいい方向に変わっていることは確かなんですが、でも課題ももちろんあります。この四月からはいよいよ介護保険がはじまります。

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