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d. 円偏波アンテナを使用して小型化を図るために、電池の配列について更に検討する。

e. 浮体については、昨年度の試作品の更なる軽量化を図るために、円偏波方式を使用した場合の浮体案を検討する。

f. 水平、円偏波両方式の比較資料を得るために、水槽実験を行なう。

2] 第2回作業部会

a. IMOの「DE43」におけRORO旅客船用の救命いかだへの低出力ホーミング装置について審議の結果に、SARTの妥当性が評価されたことを説明した。

b. 水槽実験の方法について検討した。

c. 電池について、国産の角型電池は開発費用等から使用は困難であり、これの代替えとして、外国のカタログに掲載されている塩化チオニールリチウム電池を採用することで検討することとした。

本電池が使用可能であれば、これまで想定したSARTより更に小型軽量化が可能であることから救命胴衣への装着も容易になる。

d. 浮体については、円偏波アンテナ方式、セミリジットケーブルを使用し、支柱はピアノ線とすることで、概案設計を行なうこととした。なお、水平偏波方式についても検討することとした。

e. IMOの動向から、救命いかだへの装着についての検討と、これに伴い、救命いかだに装着しての投下試験の必要性が確認された。

また、今後の課題として、円偏波方式アンテナを活用しての救命胴衣への装着について検討を要するとの意見があった。

3] 第3回作業部会

a. 水槽実験の結果について、6項目の比較データについて比較検討の結果、円偏波方式の方が受信電力強度の分布におけるバラツキ幅が少ないことが確認された。

b. 浮体及び小型SARTの設計概案が担当委員から示され、次の意見があり、これを基に見直すこととされた。

(a) 作品の改良型と支柱をバネ鋼にしたものが提案され、バネ鋼を使用したもので設計、試作することが確認された。

(b) 小型SARTについては、更に改善の余地があり再検討することにした。

4] 第4回作業部会

海上実験の実施要領について検討した。

5] 第5回作業部会

a. 海上実験の実施細部要領について検討した。

 

 

 

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