週所定労働時間については、国家公務員の週40時間、民間(労働省「平成11年度賃金労働時間制度等総合調査」結果速報)の週39時間14分(企業平均)、週38時間41分(労働者平均)と比較して、必ずしも長時間とはなっていないようである。
週所定労働時間を施設の種類別にみると、回答があった施設全体で、「知的障害児施設」では、「指導員」「寮母(父)」とも他の施設に比べ「40時間未満」の比率が極端に低くなっている。反面、「身体障害者療護施設」の「寮母(父)」については、「40時間未満」が53.6%と40時間より高くなっているのが注目される。
さらに、これを施設の規模別でみると、「指導員」、「寮母(父)」ともに施設の規模が大きくなるに従って、「40時間未満」の比率が高くなっている。
なお、施設の設立後年数別では、さしたる特徴は窺えない。
「特別養護老人ホーム」に限ってみると、回答があった施設全体で「40時間」が、「指導員」で69.8%、「寮母(父)」で61.7%と施設全体の調査結果の「40時間」の比率より高くなっている。