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C-6-1表 接触の程度と評価得点とのマトリックス

国の機関から受けたサービスの種類と5段階評価

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この表から直ちに分かるのは、区の機関のサービスに対して国民が接触する程度と5段階評価の関係は、あまり関係がないのではないか、ということである。たとえば5段階評価で3.35と最高の評価を得た「郵政関連業務」は、日常の郵便集配で国民との接触は多く、かつ近年のサービス改善の結果、高い評価を得たことは喜ばしい。しかし「旅券業務」や「税関業務」などは、それほど接触があったとは考えられない。まして「旅券業務」は専ら都道府県の業務であり、おそらく回答者は国の業務と誤解したのではあるまいか。ただ比較的に高い5段階評価を得たことは嬉しい次第であった。

他方、「人権擁護業務」や「公衆衛生業務」のように、評価だけではなく接触の程度も低いのはなぜだろうか。思うに、こうした事項はジャーナリズムに取上げられることが多いにも拘わらず、国民の理解は薄いのであろう。国の「広報業務」は比較的高い評価を得ているが、さらに情報を公開し、国民の理解を深める必要があるのではあるまいか。

 

III 民間からの主なコメント

 

今回の国際・国内両調査票の回収に当たって、回答固辞の連絡をいただいた4人の方々を含め、総計125人の方々から調査票の返送を受けた。

 

 

 

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