この平均値は、面接対象者は少数であるだけではなく、収集した結果がカナダを代表するかどうかの判定も難しいが、昨年のヨーロッパ3ヵ国の平均値―イギリス3.58、ドイツ3.20、フランス3.40―という結果と比較して、一応の水準にあることは伺えた。ただし民歴のある現職の連邦公務員3人の平均評価は4.05と比較的高かったが、この3人はたとえ民歴があるとはいえ、現在人事行政改革の要職にある人々であるだけに、連邦公務員に対する評価は当然高いものと予想していた。純民間系7人の集計が平均3.26に低下したことは、これまた予想したとおりであった。
2 年齢別の較差
今回面接した10人の年齢別分布は、一部直接聞き出し得なかったが、個々の経歴から見て次のように分布したものと想定する。