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そのため全体の税収が増えるという仕組みだ。このような政策を、市長の委嘱を受けて民間が固める。行政官はそれを実現する。政治家と公務員が、このようにOrder TakerとOrder Receiverの関係をうまく作れば、行政機構はうまく機能する。

ところで、行政改革の中で見逃されやすいのが、一次産業的な人の仕事をどうするのかという問題だ。公務員が一生懸命やっていることは認めるが、それだけではいけない。政治が変われば公務員も変わる。それがいい。いまのままでは、活力が感じられない。

アメリカは年を取りきれない(老人になれない)社会である。だからこそ、政府の仕組み、機構は、つねに改革できるともいえる。その中で、政治に左右されるものはもっと整理されていい。

<面接結果>

 

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V 面接結果の分析

 

1 全体の概要

 

(全体の面接結果平均)

 

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全体として、公務員への評価はそれほど高くないように見える。とくに、今後の期待・要望の評価値が低いが、これは、決して、アメリカの連邦公務員への信頼性が低いということではない。面接内容の報告を見れば理解できるように、ほとんどの調査対象者が、連邦公務員のパフォーマンスを評価し、満足している。

 

 

 

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