19 アラン・ミラー氏
(ロスアンゼルス・タイムス編集委員)
フォーリンプレスセンターの細野徳治氏の紹介で、連絡が取れた記者である。短時間であるが、8月14日にワシントンのロサンゼルス・タイムス支局で面談した。
ニューヨークの出身。ウェスレイン大学を卒業し、ハワイ大学東西センターで修士号を取得した。日本にも私用と取材で何回か来たことがある。できれば駐日特派員になりたいと思っていた。
カリフォルニア州の地方紙で8年間働いたあと、13年前、最有力紙の一つであるロサンゼルス・タイムスに入社した。2年間、カリフォルニアにいたが、ワシントン支局に移って、すでに11年。特別取材記者として、仕事がおもしろいし、いまでは、アメリカ政治の中枢であるワシントンが、記者として最上の場所だと満足しているという。
たまたま、ロサンゼルス・タイムスが、やや社風の異なるシカゴ・トリビューンに事実上、吸収合併されることが公表された時期で、ゆっくり話を聞く時間はなかった。同氏は、連邦公務員だからといって、州レベル、ローカルレベルとそれほどの差異は認められず、特別なコメントはないという。アメリカの公務員は過去もこうだったし、将来も現在と変わらないから、期待も失望もないというのである。調査の目的を聞き、チェックリストを点検し、そのうえで、自分の取材経験から評価すると、次のようなレーティングになるとした。
<面接結果>