2] 産業別
産業別にみても「自分の適性が活かせる仕事がなかった」との回答が各業種とも70〜80%程度で最も多く、いわゆる「結婚」退職は「金融・保険業・不動産業」が74.2%で他の業種より高い。「農林漁業、鉱業、建設業」は「会社の処遇条件に不満がある」が53.9%、「勤務時間が長く、個人の時間が取れない」が46.7%で共に最も多くなっている。また、「他社から誘われた」のが退職の原因であるとの回答は「金融・保険業、不動産業」で38.7%あり、金融商品関係の仕事をしている者が引き抜かれているということであろうか。
イ. 中高年者層
若年者層と同様にいくつかの項目を用意して複数回答で退職の要因を聞いた。