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(水野) 砂浜美術館を知っている方が85%というのは、すごいと思います。建物がないもので、情報が命なのです。私の仕事も情報を流すことです。それが何らかの形で皆さんのところに届いているということは非常にうれしいです。

 

11] 砂浜美術館に行ったことがある

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(水野) 行ったことがある人は4%ですか…。

行く先に何かないと出かける目的が見つからない、という方も多いかもしれませんが、たまには何もないところもいいですよ。ボーッとするには最高の場所です。次の「Tシャツアート展」のときには、ぜひ作品を出して、見にいらしてください。

 

12] クジラを自然界で見たことがある

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(水野) クジラ、イルカを自然界でご覧になったことがある方が63%とは、なかなか多いですね。やはり高知はホエールウォッチングが盛んだということが表れていると思います。

私自身もクジラやイルカが子どもの頃から好きで、各地のウォッチングポイントに出かけていきました。大方町のニタリクジラもダイナミックですので、一度見に来てください。

 

13] 海グソ・川グソをしたことがある

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(木下) 私も白い珊瑚礁のようなきれいな輝くような海、もしくは本当にドブのような海や川では、さすがに海グソ、川グソをしないのですが、皆さんは海といいますと、きわめてきれいな海か、きわめてドブのような海か、どちらかしかイメージがないのではないかと思います。

実は魚にとって大事なのは、むしろきれいな海ではなく、いい意味の汚れた海、つまり森林からいい意味で栄養が流れてくる海が、生物にとって生産力のある海、川なのだということを皆さんに認識していただきたいと思います。

 

14] アユは5年以上生きる

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(木下) 高知県は、アユで有名な四万十川、仁淀川、物部川、そして小河川でも案外いいアユがたくさんいるからこそ、さすがに高知県の方は知っているのだと思います。これをあまりアユになじみのないところで聞くと、たぶん逆になると思います。

先程言いましたように、アユは一生12ヶ月の内約6ヶ月、彼らは子ども時代を海で暮らしています。ということで、アユにとってどちらが大切なのかということを改めて考えていきたいと思っています。

 

 

 

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