(内田) マイバックキャンペーンを半分以上の方が知っていらっしゃる。このキャンペーンを行ったとき、さまざまな賛否両論が渦巻いたわけです。その中で、私たちは「レジ袋の位置付けは面白いな」と思い、ずいぶん話し合いました。
やはり自分たちが動くことによって、ごみは少しでも削減できる。自分たちが簡単にできることすらしようともしない、もしくはそれを考えようともしないということは、環境汚染にずいぶん寄与しているのではないか、という気がしています。それは、いわば「主体的に自分たちの暮らしや生き方というものを考えようとしているのか、いないのか」ということを、こんな12gくらいのレジ袋の対応について考えてしまったわけです。
私たちは環境ということをひとつの切り口として、どのように生きていくか、主体的な生き方を自分たちのところにどのように取り戻していくかということを、こういう小さなことからも考えていかなければいけないのではないかと思いました。