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ホタテガイ残滓等の焼却施設のイメージ図です。

この施設第1号が平内町に完成し、今年2月から稼動しています。平内町廃棄物処理施設です。

そして、民間の加工業者も今年3月から平内町でホタテガイのウロの焼却施設を稼動しています。

 

≪環境にやさしい雪処理の推進≫

 

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青森県域全市町村が豪雪地帯に指定されており、青森市、平内町、今別町、蓬田村は特別豪雪地帯に指定されています。特に青森市は、県庁所在地では全国唯一、特別豪雪地帯に指定されています。

 

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青森市のこの冬の総降雪量は7m60cm。そして、平成10年の総降雪量がなんと10m33cm。これが街中に降り注いだわけです。一番深かったときで147cmありました。この雪は、人口20万人以上の都市としては日本一でありますし、世界一と言われております。

したがって、この処理をうまくやらないと道路交通をはじめとする都市機能が麻痺してしまいます。市民の暮らし、それから産業活動、持続性を確保するためには、この雪を取り除く除排雪作業は不可欠です。

 

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平成10年度の排雪量はおよそ203万m3、東京ドーム2杯分にも達しております。市内数か所に設置している雪捨て場所だけではとても処理しきれない。そのおよそ6割、東京ドーム1杯分ぐらいのものが、海に捨てざるをえないという状況でありました。この除排雪作業に青森市だけでおよそ24億円、平成10年度は使ってしまったわけです。しかもその作業は深夜から明け方にかけて行われる、きわめて厳しい作業です。

 

 

 

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