2. “アクア・エクスプローラー2”
“アクア・エクスプローラー2”は、船体に内蔵された電池で動きます。そのため、走行するのに必要なエネルギーを小さくするために、その外形は水中での抵抗を小さくできるように飛行機のような形をしています。
水中での重量はゼロで、2台のスラスターと昇降舵(しょうこうだ)を使って海中を魚のように自由に動き回ることができます。“アクア・エクスプローラー2”には、テレビカメラなどの各種のセンサやコンピュータが内蔵されていて、海底の映像はビデオテープやコンピュータ本体に記録するとともに、超音波で母船に送ることができます。そのため、海底の状況がその場で分かると同時に、撮影の失敗も未然に防ぐことができます。また、内蔵されたコンピュータがほとんどの制御を行う高い情報処理能力を持ったロボットであるため、その操縦は大変かんたんです。まさに、“アクア・エクスプローラー2”は、次世代の水中ロボットと言えるでしょう。