歌 第九
20世紀最後の第九
気持ちよく唱えた
第18回「生涯学習 亀岡第九コンサート」が、11月26日(日)、亀岡会館大ホールで開催された。亀岡の第九はすっかり定着し、午後三時の開演を待ちかねて、早くから多くのファンがゾグゾクとつめかけた。今回は、ウリ・マイヤーさん指揮、関西フィル演奏で、独唱者は前年につづいて、井岡潤子さん(ソプラノ)、田中友輝子さん(アルト)、小餅谷哲男さん(テノール)、灘井誠さん(バリトン)の顔ぶれ。
定刻の午後三時ちょうどに演奏は始まった。特設舞台に百余人の合唱隊が登壇。男性歌手を中央に、その左右にソプラノとアルトの女性歌手が、それそれ五段のヒナ壇(だん)に並んだ。
やがて交響曲第九番「合唱付」の演奏が力づよくはじまった。十八回連続出場のバスの鈴木格夫さんは、「今年も唄わせてもらった」と感激の気持でいっぱいになったと言っていた。また、ソプラノで出演した岩下浄子さんは、「20世紀最後の"第九"を八月からの練習を集大成させ、元気いっぱい気持よく唱えた」と、その喜びを語っていた。最後に全員で「亀岡ふるさと讃歌」を歌って祝った。