4 奄美大島の交通体系
(1) 長距離フェリー
・航路については、東京、神戸、鹿児島からの長距離フェリーが就航しており、利用者は、昭和50年で約20万人であったのが、昭和63年のジェット機の就航もあり、減少を続け、平成10年では約12万人となっている。
・利用客のアンケートによると、利用者の目的は「観光・レジャー」「帰省」「帰宅」が主なものとなっている。
・利用者があげる問題点や不満は「所要時間が長いこと」が最も多く、また、「遅延や欠航が多い」ことや「発着時間が良くない」などのアクセスの不満も古仁屋港発着便利用者に多い。
(2) 航空交通
・現在、東京、大阪、鹿児島から直行便が就航しており、他の路線の利用者と合わせて、奄美空港の乗降客数は平成9年で約67万人に達しており、利用者は上昇傾向で推移している。
・利用客のアンケートによると、利用者の目的の半数近くが「商用・仕事」で、「観光・レジャー」が3割弱となっている。「観光・レジャー」が目的の利用者の観光予定地は、大島北部のスポットが中心となっている。