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3 宮崎県の観光状況について

(1) 概況

本県では、シーガイアを始めとした県内各観光・リゾート地の整備に加え、九州縦貫自動車道の全線開通、航空路線の充実などの総合交通網の整備の進展により、観光を取り巻く基盤は着実に充実強化されてきている。

また、サミットを始めとする大型コンベンション、スポーツ大会・キャンプ等の積極的な誘致、海外でのPR活動や国際チャーター便の運航拡大等、観光・リゾート宮崎への誘致を図る様々な施策を積極的に展開してきた。

この結果、全国的に国内観光が厳しい状況にある中、県内観光客の順調な伸びや外国人観光客の増加などに支えられ、観光客総数は1200万人台に達している。しかしながら、長引く景気の低迷や国内外観光地間の競争激化もあって、県外観光客や観光消費額がともに2年連続で減少するなど、厳しい状況もある。

 

観光客数及び消費額の推移

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(2) 今後の展開

大規模な観光・リゾート地の開発が難しい状況となってきている中で、地域の特色を活かした個性的な観光・リゾート地づくりや総合交通網の整備に合わせた新たな広域観光ルートの形成、体験メニューなどのソフトサービス体制づくり、県外観光客はもとより、県民自らが憩い、くつろげるような県民リゾートづくりが求められている。

また、7月に開催された九州・沖縄サミット宮崎外相会合を契機として、ハード・ソフト両面にわたり「国際コンベンション・リゾート宮崎」の確立を図るとともに、2002年ワールドカップサッカーのべースキャンプの誘致に重点的に取り組むことにより「スポーツランドみやざき」の一層の推進に努めることとしている。

 

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