(2) 航空について
1] 宮崎空港の概況
宮崎空港は、昭和18年に旧海軍飛行基地として開設された。終戦後一時閉鎖されたのち、昭和29年10月、日本初のパイロット養成機関として運輸省航空大学校がこの地に設置され、訓練飛行場として再開、同年11月に極東航空(現ANA)が大阪〜福岡〜宮崎線を開設、民間空港としてスタートした。国際コンベンション・リゾート宮崎の空の玄関、南九州の観光拠点として順調に発展してきている。
宮崎空港が誇るものとしては、そのアクセスの良さがあげられる。市街地から約7km、車でわずか10分余りに位置し、高速道路のインターチェンジも約5分の近距離にあるほか、全国の地方空港で初の空港連絡鉄道が乗り入れ、県内のみならず大分県南部までもその利用圏域としている。
2] 航空輸送網の整備
宮崎空港は、2500m滑走路を有し、B747-400をはじめ各種機材が多数離発着している。国内線では年間330万人を超える利用客を誇る国内第9位の空港であり、10都市・11路線に86便が就航している(平成12年8月現在)。年間利用客300万人を突破したのを機に、空港ターミナルビルの増改築に着手、平成11年6月、新たに年間500万人対応のビルに生まれ変わったところである。