日本財団 図書館


タクシーの輪送実績と総車両数の推移(大分県)

016-1.gif

 

高速バスによる都市間の輪送実績

016-2.gif

 

(5) 鉄道について

 

1] 概況

県内における鉄道網は小倉から鹿児島まで東九州沿海部を南北に縦貫する日豊本線、九州を東西に横断する久大本線、豊肥本線、北九州市から県西部の日田市に至る日田彦山線の4路線で形成されている。

日豊本線については昭和49年に県内全線が電化され、大分駅以北については一部を除き複線化され、最高速度が昭和62年以降段階的に引き上げられ、現在130km/hとなっている。さらに振子車両「ソニック」が導入されたことにより表定速度105km/hの高速運転が行われている。大分駅以南については大分〜延岡までは電化工事の他は基盤整備が行われておらず、最高速度が85km/hのままである。

久大本線、豊肥本線については平成4年の軌道改良工事が行われ最高速度が95km/hに引き上げられ、久大本線には「ゆふいんの森」、「ゆふ」が、豊肥本線には「あそ」がそれぞれ特急として導入された。

 

016-3.jpg

新ゆふいんの森

 

016-4.jpg

ソニック

 

2] 今後の鉄道整備

在来線については、日豊本線の高速・複線化が重要な課題である。大分駅以北の高速・複線化についてはある程度実現しているものの、大分駅以南の高速・複線化は未だに実現していない。このため日豊本線高速・複線化期成同盟会を通じて早期実現に努めている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION