通運さんとの共同一貫輸送ということですが、当然JR貨物だけでは商売できないわけでありまして、発から着ドア・ツー・ドアの所を通運さんといろいろ協力しながらやっていくということで、いろいろな改善提案とかあれば、それに応えていきますし、より良いサービス向上に努めていくということになろうかと思います。
企業を地方に呼び戻す戦略はちょっと私も初めて聞きましたし、物が動かなくなるということになれば大変ですので、今後どう対応していくかということになるかと思います。
三菱化学さんの輸送枠の話なんですけれども、こういうことがあったのかと、私もちょっとびっくりしているんですが、枠がないから運べないで、そのまま終わっているような話が本当にうちの会社の中であると、大変なことだなと私は思っております。
まあ、列車がないとか、隘路区間については、全国的にもやっておるんですが、拠点駅までレール輸送して、その先の列車の枠がないぶんについては、JR貨物が責任を持って戸口まで輸送することとしています。途中の熊谷まで着けば、渋川まではJR貨物の手配でトラックを運行するというような形も出来ていますので、いろいろ話を持ってきていただければ、いかようにも対応していけると思っております。
それから、安定輸送、これは本当に非常に頭が痛いし、いつもお叱りを受けているんですけれども、62.4の会社発足当時は、列車がどこに停まっているのかもわからないということで、非常に迷惑を掛けていましたが、東海・山陽線につきましては、GPSを機関車に積みまして、旅客から情報を入れなくても、うちのフレンズの端末でどこの駅に停まっているとか、どこを走っているのかというのは、一目瞭然で、誰に聞かなくてもわかるということになってます。これを全国的に、もっと広げるべきだということで、社内でも話がありますので、これは当然拡大していくことになろうかと思います。
それから、いつ動くかわからないというのは、本当にこれは輸送指令業務をJR旅客さんがやっていますし、事故復旧の時間の関係もあり、列車の順序、優先順位とかがあって、我々も少しでも情報を早く入手する様にしていますが、そこの所はちょっと十分な整理が出来ていないということであろうかと思います。
情報として、遅れの情報、事故の情報はフレンズを通じて流すようにしておりますので、形的には末端まで、荷主さんまで情報は行くようになっています。時々抜けてしまって、非常にお叱りを受けるということが、かなりありますので、これは全社的に、ルールはできてるわけですから、ちゃんと徹底していくということ以外にはないと、私は思っています。
それから、危険物の輸送の話は、まさに24トン積みのコキ車を今、開発をしているということなんで、出来上がれば是非ご利用していただければと思います。
それから、ランテックさんから、雨とか台風に弱いということですが、本当に昔もこんなに止まっていたかなと思うほどです。先般も、東北線で雨による災害が起こってしまいました。災害が発生した時には、やはり先程いいますように、情報の問題だと思います。
こっちから積極的に情報を流していく形になってるんですが、荷主さんから聞いてこないと、答えないとかですね、そういうことではいけないわけで、これは再徹底していくしかないなと思っています。
それから、リードタイムの関係なんですけれども、東京が3日目ということですが、スピードアップについて言えば、列車の速度そのものと、今110キロを120とか150とかに上げるというのは、言い訳ばかりして申し訳ないんですが、非常に技術的な難しさがあるということです。したがって先程から言ってますように、着発線荷役等で荷役線に入れなくても出来るという体制にすれば、少しでも時間を縮めることができるわけで、スピードアップと同等の効果が得られます。当然技術開発は常に続けておりますし、先程お話がありましたように、東京〜大阪、5時間台でてすね、走るような列車を作る勉強を始めておりますので、そういった中で、今後改善されればということで思っております。