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(3) 中小トラック事業者のネットワーク化と海運利用の促進

1] 現状と最近の動向

・宮崎県内の中小トラック事業者においては、宮崎県発着貨物の往復のバランスが悪いことに加え、大都市圏での集荷力が十分でなく、大都市圏からの下りの輸送は、北部九州向けを含む大手トラック事業者の下請けとなることが多い。

・このため、海上輸送の利用にあたっても無人航送化が難しく、海上輸送活用のメリットを十分に享受できていない。

・また、大都市圏側での集配体制がなく、外注化により集配コストが割高となることも海上輸送活用の阻害要因となっている。

・帰り荷の確保については、近年、インターネットを活用した求貨・求車情報システムが相次いで事業化されている。

 

2] 物流システムの概略

・現状および目指すべき物流システム実現後のイメージを図6-1-4に示す。

 

図6-1-4 想定される物流の変化(中小トラック事業者のネットワーク化と海運利用の促進)

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