2) 地域別割合(問8)
仕入先地域別割合をみると、九州域内からの仕入れが約7割、域外からが約3割である。
これを業種別にみると、食料・飲料卸売業では九州域内からの仕入れが8割以上を占めるのに対し、その他の卸売業では九州域内は4割程度にとどまり、域外からの仕入れが多い。その要因として、製造業アンケート調査でもみたように、食料品製造業では九州域内への工場設置率が高く、消費地近くで生産される傾向が強いのに対し、衣料品・日用品・医薬品等においては九州域内に工場が設置されていない企業が多いためと考えられる。
九州域外の仕入先地域の内訳をみると、近畿が全体の12.8%と最も多く、次いで関東が6.1%となっている。一方、九州域内の内訳をみると、宮崎県に本社を置く企業では宮崎県内からの仕入れが多く、同様に、鹿児島・熊本両県においても県内からの仕入れが多い。