I社:海は確かに沖縄より美しい。サンゴも良い。しかし知名度も低く、イメージも確立していないので観光地としての吸引力はとぼしい
4. 「加計呂麻」の魅力アップのための条件整備
A社:まずは、PRが必要である。大規模リゾートを目指すのは難しいので、別の方向性を考えるべきである。
B社:何か目玉をつくる必要がある。(他の主要観光地には何かがある)
大規模なリゾート開発が必要。例えば、小浜島の「はいむるぶし」のように全島をリゾート化する等。
民間企業とタイアップする。(「はいむるぶし」のヤマハ等)
アクセスを改善する。(沖縄からのアクセスも良くすることでよいかもしれない)
C社:まずは、空港からのアクセスを改善することが最低限必要。さらに、近畿の場合、奄美自体へのアクセスも。特に、ダイビングスポットとして考えた場合、「お金はあるがヒマのない人」が中心であり、アクセスが良いということは必須条件となる。また、宿泊施設も当然整備される必要がある。
また、ルート設定にもよるが、現在の道路状況からみると、加計呂麻以前に対岸の瀬戸内が発展する必要があるのではないか。瀬戸内を基点に加計呂麻の各地を観光するというパターンもあるのではないか。
「マングローブ・原生林」は、一部の旅行者ではあるが、注目されているため、この方向をPRしてはどうか(国内でも味わえる…といったように)。
海だけでは、客を集められない。海の場合、大規模な開発が必要。
D社:リゾート化の徹底(島の特性を活かして、若年層向けのアクティビティの充実を目指してほしい)、セールスポイントの提示、大規模な観光施設の整備
E社:宿泊施設とアクセスが重要。
ツアーは2泊が限界であるので、アクセスには時間をかけてはまずい。
周遊できるコースの設定。滞在型を好むといわれるが、日本人は、1ヶ所でゆっくりすることは好まない。
F社:一般的な観光動向として、団体ツアーよりもグループ、小旅行が主流となっている。また、観光目的も専門性が強く、ポイントを絞った旅行が多いことから、目的を絞った体験観光やグルメなどに力を入れるべきである。また、観光客は自然に対しての興味はあるが、トイレや宿泊施設はきれいな場所を好むなど、擬似自然体験への要望が強い。ある程度規模を持った宿泊施設やその他の観光施設整備が必要である。