3. 架橋の効果
(1) 架橋の直接効果の把握
架橋が供用されることによる効果は、架橋を利用することによる経費や時間の節約等直接的な便益をもたらす「直接効果」と、利用しない人まで含めて、広く地域社会が受ける「間接効果」とに区分してとらえることができる。
直接効果としては、移動時間の短縮、走行費用の減少、交通事故の減少の3つの効果を定量的に求めるのが一般的である。
利用者便益
1] 時間短縮便益
2] 走行費用減少便益
3] 交通事故減少便益
利用者便益は、自動車交通量の推計と、それに基づく「移動時間」「走行費用」「交通事故減少」の便益額の算定によって把握される。
この作業フローは以下に示す通りである。