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3] 佐世保港における調査結果

■利用者の約2割が61歳以上で買い物、通院利用が主体

佐世保市では新ターミナルの整備に向けて利用者のニーズを把握するため、2000年7月2、5日に上五島以外の近海航路の利用者を対象にアンケートを実施した。平日の回答者380人中61歳以上は80人(21.0%)、うち71歳以上は37人(9.7%)、休日は回答者166人中61歳以上は31人(18.7%)、うち71歳以上は8人(4.8%)だった。平日・休日とも約2割が61歳以上となっている。

同じアンケート調査で主な行き先をみると(高齢者以外も含む)、平日は買い物(商店街)が最も多く3割以上(380人中145人)を占め、次いで約3割(380人中111人)が病院を目的としている。これ以外では学校、職場が多くなっている。

 

(4) バリアフリー化に関するハード面での対応

各対象港湾のハード面でのバリアフリー対応状況を整理したものが表3-3-1である。

 

表3-3-1 港湾施設に関するバリアフリー化の現状

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注) 各項目の比率(%)は、当該項目に回答のあった港湾数に対する比率である。

ここでは、「移動円滑化基準」に基づき、通路等の有効幅の基準(80cm以上、90cm以上、140cm以上)に従って、対応済の港湾数を計上した。ただし、タラップについては航路事業者所有のものが大半であるため、船舶の乗降施設の基準を適用している。バリアフリー化対応の詳細については、既述の船舶の対応状況を参照。

 

 

 

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