(2)　調査対象の属性

1]　アンケート対象港湾の概要

アンケート調査に回答のあった市町村に旅客定期航路の発着する港湾(以下、「対象港湾」とする)は72あり、その種別は、県管理・市管理の港湾が約5割、県管理の漁港が約1割、市町村管理の漁港が2割強となっている。

　

図3-3-1　種別にみる旅客定期航路の発着する港湾数(n=72)

　

2]　ヒアリング対象港湾の概要

1)　長崎港

元船地区(大波止)に五島、伊王島・高島、香焼への離島航路が発着している。

施設概況は以下のとおりである。

フェリー岸壁：(-6.0m)130m、可動橋1基

浮き桟橋：2基5函(40m×15m)

長崎港ターミナルビル：鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建て、1995年築

長崎港ターミナルビルの運営は、長崎県臨海開発局が行っているが、管理運営を民間会社に委託し、ターミナル内の管理事務所内に1名が常駐している。

　

2)　佐世保港

佐世保港で定期航路が発着するのは、三浦地区および相浦地区(遊覧船除く)である。

施設概況は以下のとおりである。

(三浦地区)

フェリー桟橋：(-5.5m)115m、可動橋1基

浮き桟橋：7函(うち4函を定期航路の発着に使用)

鯨瀬ターミナルビル(上五島航路)：鉄筋コンクリート造4階建て(1989年築)

仮設ターミナル(大島・池島・神浦航路、崎戸・友住航路、瀬川・川内航路)：プレハブ造平屋建て(1997年築)

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