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《アンケート調査結果(自由回答)》

*地域の集会等で声があった場合対応している。(竹山運輸)

*運行時刻変更時等して意見を求めた。(瀬川汽船)

*ハウステンボス場内において船舶に限らず全般的なアンケート調査を実施している。

(ハウステンボス)

 

2] バリアフリー化に関する問題点

1) 利用者側から指摘される問題点

■港湾での乗降時における段差・階段、タラップの勾配、歩行距離、浮き桟橋の揺れ等

事業者側で把握している利用者からみた問題点として、段差・階段、タラップの勾配、歩行距離の長さ、浮き桟橋の揺れ等があり、乗船・下船時に集中している。

 

《アンケート調査結果(自由回答)》

*殿ノ浦〜今福航路の主船「ニューたかしま2」の車両甲板に身障者用(3名〜4名)客室の設置要望がある。(鷹島汽船)

*舷門の幅および入口の段差が両方ともに幅が狭く段差きつい。(黒島旅客船)

*人道橋が使用不能のため特に苦情が多い。(三角島原フェリー)

*乗降設備の車いす対応化(一部船舶)が求められている。(ハウステンボス)

*黒島の港湾施設を改善してもらいたい。(富江町)

 

《ヒアリング調査結果》

・長崎港大波止ターミナルは、2階フロアが同一平面になく、段差があるなど、一般の乗客についても使いにくいといわれている。完成当初は、デザインの関係上なのか、案内板が少なく、切符を買った後に乗船場がわからなかったが、こうした問題は徐々に解決されている。(九州商船)

・博多港ではエレベーターが裏口にあり(当初は現在の裏口が表だった)、わかりにくい。また、フェリー乗り場は、改札口から遠く高齢者等の歩行には不便である。高速船乗り場は、浮き桟橋が波の影響を受け揺れやすい。(九州郵船)

・厳原港ではボーディングブリッジのある3階まで階段しかなく、歩行困難な方は社員の介助が必要となっている。浮き桟橋の利用では歩行距離が長く、高齢者などには不便である。(九州郵船)

・呼子港、印通寺港、比田勝港、芦辺港ではタラップのみで潮によって勾配が急になり、特に下船時は危険である。(九州郵船)

・ボーディングブリッジのある博多港、青方港以外で利用される方にはご苦労をおかけしているかもしれない。(野母商船)

 

2) 従業員側から指摘される問題点

■コーミング、船内・ターミナルの上下移動、通路幅、車いすスペース、身障者用便所等

事業者側で把握している従業員側からみた問題点として、船内・ターミナルにおける上下移動や、通路幅・コーミング段差といった船舶の構造に起因する問題点への指摘が多くなっている。

 

 

 

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