1] 高齢者のニーズ
高齢者の海上旅客輸送に対するニーズを把握するため、当事者団体、地域福祉団体等を対象としてアンケート・ヒアリング調査を実施する。
<ヒアリング調査対象>
・地域福祉団体:長崎県社会福祉協議会等
<アンケート調査対象>
・当事者団体:離島を有する市町村の老人クラブ連合会
・地域福祉団体:離島を有する市町村の社会福祉協議会
2] 身体障害者等のニーズ
身体障害者等の海上旅客輸送に対するニーズを把握するため、当事者団体、地域福祉団体等を対象としてアンケート・ヒアリング調査を実施する。
<ヒアリング調査対象>
・当事者団体:長崎県身体障害者団体連合会および肢体、視覚、聾唖等の障害別団体
・地域福祉団体:長崎県社会福祉協議会等
<アンケート調査対象>
・当事者団体:離島を有する市町村の身体障害者連合会支部
・地域福祉団体:離島を有する市町村の社会福祉協議会
(6) 長崎県の海上旅客輸送におけるバリアフリー化の問題点と対応の方向性
1] バリアフリー化の問題点
これまでの検討に基づき、船舶・港湾・港湾までの交通アクセス手段等におけるバリアフリー化への取組状況と、高齢者、身体障害者等の海上旅客輸送に対するニーズの間の不整合から生じている問題点を把握するとともに、今後の両者の取り組み・展望に基づき、今後発生する、もしくは重要性の増す問題点を抽出する。その際、県全体にかかる全般的な問題点とともに、現に問題が顕在化し、早急な改善が求められる具体的問題点(箇所・地域)を抽出・整理する。
2] 問題点への対応の方向性
1]を踏まえ、長崎県の海上旅客輸送におけるバリアフリー化推進の方向性を整理する。その際には、航路・港湾の類型化の結果に基づき、可能な限り各類型毎にバリアフリー化された船舶・施設の新規導入や既存船舶・施設の改造の方向性について検討する。なお、技術面での検討については、必要に応じて造船業者、設計事務所等への協力を仰ぐ。