4.3.2 旋回式起重機船の主要寸法
起重機船の船体主要寸法は、トリム、乾舷の再計算を行うこととし、計算の初期においては、下記の算式によって船体主要寸法を決める。
〔解説〕
旋回式起重機船では次の仮定が条件である。
KG/D=1.30…(最大荷重状態)
k=0.98…IL計算のための係数
R=0.5B…標準寸法比
L/B=1.85…標準寸法比
B/D=5.5…標準寸法比
d/D=0.5…標準寸法比
Cb=0.92…方形係数
以上のごとく標準船型の寸法比を仮定し、実際計算の場合には、アウトリーチの相違に対する修正、GMや排水量の相違に対する修正を順次に行い最終寸法を決めるものである。