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作業船設計基準

 事業名 作業船設計基準の作成
 団体名 日本作業船協会 注目度注目度5


第2章 計画

2.1 計画の方針

各種の条件を調和融合し、起重機船全体として均衡ある計画とする。

その上、経済的で取扱に便利で、構造簡単、故障の少ない起重機船とする。

 

〔解説〕

港湾工事用起重機船は台船に起重機を設置したもので、海気象条件による動揺、傾斜、吊り荷重による傾斜があること、取り扱う対象物の単体重量は大きく嵩張っている等で陸上にない厳しさを持っている。

その上機械は大容量・高効率でしかも製作費が安いものが要求される。

例としては起重機部ではラチス構造からボックス構造に移行している。起重機の軽重は台船の大きさにも影響するので、軽減を図るべく高張力鋼等も使用されている。機械部分も無給油時間の延長、ワイヤロープの耐久性の向上、鋳鉄部分は溶接構造に置き換える等、電気部では特殊機能を要求されるもの以外は交流電動機を使用する等、また発電機を使用しないで原動機(ディーゼルエンジン)トルクコンバータ直結方式、原動機油圧ポンプ方式等が実用化されているが、いずれも経済的で保守が簡単であることを目標にしている。

 

2.2 作業条件と設計条件

港湾工事における作業条件を十分検討の上、総合的判断に基づき、設計条件を決定する。

 

〔解説〕

作業条件と設計条件の一部が工事条件として提示され、そこで作業条件より設計条件を集約していくことになる。そのために、作業あるいは工事の概要を熟知しておくことが必要になる。

 

 

 

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