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問3-2-30

次の文章はディーゼルエンジンの部品について述べたものです。正しいものに○、誤っているものに×を付けなさい。

( ) 1. 最近の中高速機関では機関室が狭く、整備性を考え、ピストン抜きが容易に出来る様、大端部を斜め割としている場合が多い。

( ) 2. 最近は耐食性、耐疲労性がケルメットより優れたアルミニュームを主成分とするアルミ3層メタルが使用されている。

( ) 3. 主軸受けメタルの内径計測は、主軸受けキャップを規定トルクで締付け、クラッシュに相当する量が圧縮された状態で行う。(規定トルクで締付けて真円になる。)

( ) 4. ロッドボルトは外観上異常が無ければ無条件に再使用可能である。但し、ピストンやクランクピンメタル等の焼付き事故、あるいはオーバーラン事故などを起こした時には必ず交換し事故の未然防止を図る。

( ) 5. クランク軸が焼付いた場合はカラーチェックを行い、焼き割れ調査するとともに硬さも調査する。ヘアクラック程度で、アンダーサイズメタルが使用出来る径まで研磨してクラックが完全に除去出来れば使用可能であるが、その場合も必ず硬さを再チェックする事。

 

問3-2-31

次の文章はエンジン運動部について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。

( ) 1. クランク軸は機関の最重要部品であり、衝撃的に作用する曲げやねじりに対し、十分な強度を有する炭素鋼やニッケルクロームモリブデン鋼などが用いられ鍛造によって造られている。

( ) 2. クランク軸のジャーナル部やピン部には浸炭焼き入れを施し耐摩耗性を向上させている。またピン部への給油のためジャーナル部からピン部へ油穴があけられている。

( ) 3. 最近の機関は高出力化により、クランク軸の軸受け部を焼入硬化しているため、耐圧荷重が高く耐疲労強度、耐腐食性に優れたホワイトメタルの完成メタルが多く使用されている。

 

 

 

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