問3-2-28
次の文章ディーゼルエンジンの構造と機能について述べている。正しいものに○、間違っているものに×を付けなさい。
( ) 1. シリンダライナは、ピストンが上死点にある時のトップランド位置で最も摩耗しやすく、次いで、ピストンスピードの早い中間位置で摩耗量が多い。
( ) 2. シリンダヘッドの締付けボルトは、ねじ部および座面にメーカが指定したオイルまたは潤滑剤を塗布して、規定のトルクで確実に締める。
( ) 3. ピストンは、ピストン頂部、リングランド部、ピストンピンボス部、スカート部によって構成され、とくにピストン頂面は軽くて局温強度に優れ、かっ熱膨張が少なく熱伝導の良い材料で造られる。
( ) 4. 高熱を受けるピストンの頂部の外径は、常温では真円となっていない。
( ) 5. クランクピンメタルには衝撃荷重に耐え、摩耗の少ない材料が要求されるため、銅鉛合金やアルミなどは、メタル材として適していない。
問3-2-29
次の文章はピストンおよびピストンリングについて述べたものです。正しいものに○、誤っているものに×を付けなさい。
( ) 1. ピストンの頂部外径は潤滑油消費量を極力少なくする為、スカート部外径と同寸法になる様加工されている。
( ) 2. ピストンピンボス部はピン方向の膨張量が大きい為、ピストンピン方向を短径とし、その直角方向を長径とした楕円形に仕上げ、機関運転時熱を受けた時点で真円となる様に作られている。
( ) 3. 最近の高速高出力機関ではライナ、ピストンの潤滑不足を補う為固定ノズルにより多量のオイルをピストンの裏面に噴射している例が多い。
( ) 4. オイルリングはライナスカート部に跳ねかけられた潤滑油をシリンダライナにかき上げ、適正な潤滑油量がライナ表面に保持する働きをする。
( ) 5. 圧縮リングは高温、高圧の燃焼ガスをライナとピストンの隙間より逃さない様、気密を保つとともに、ピストンが受けた熱をシリンダに逃す役割をしている。