問3-2-26
次の文章は、クランクピンメタルについて述べているが、正しいものに○、誤っているものに×を付けなさい。
( ) 1. メタルには、衝撃荷重に耐え摩耗の少ない材料が要求される。
( ) 2. 軸受けキャップを規定のトルクで締め付けるとクラッシュに相当する量が圧縮されて、軸受け内面に密着し規定の寸法になる。
( ) 3. 最近は、耐疲労強度は低いが耐食性に優れたアルミニウムを主成分としたアルミの3層メタルが使用されるようになってきている。
( ) 4. ケルメットメタルは、表面に摺動摩擦抵抗を少なくするために柔らかいオーバレイを施し薄肉3層メタルとしている。
( ) 5. 薄肉3層メタルは、完成メタルと呼ばれ必ず一定の締め代と張り代を持っている。
問3-2-27
次の文章はピストン、ピストンリングにっいて述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。
( ) 1. ピストンリングは自己の張力以外に、さらに燃焼ガスおよび圧縮時の圧力がリングの上面と背面に加わるため、いっそう強くライナ壁に密着して、ライナとピストンのスキマから高温高圧の燃焼ガスを逃がさないように気密を保つ重要な役目をしている。
( ) 2. ピストンの頂面の温度は高過給機関ほど高く、亀裂などの不具合を起こすので、小型高速高出力機関では可溶性中子による空洞付ピストンと固定ノズルによるジェット冷却方式が主流になっている。
( ) 3. オイルリングはライナスカート部にはねかけられた潤滑油を、クランクケース側に落下するのを防ぐとともに、ライナ表面に十分な油膜を作り焼き付き防止の役目をしている。
( ) 4. アルミピストンのトップリング溝部には、耐摩環(リングトレーガ)を鋳込み、リング溝の耐摩耗性を向上させている。
( ) 5. ピストンの形状は熱膨張を考慮して、高温を受ける頂部外形はスカート部に比べ小さくし、ピストンボス部はピン方向の膨張量が大きいため、ピストンピン方向を長径としその直角方向を短径とした楕円形に仕上げている。