1.5 船尾管軸
多軸船の場合、船体構造上、プロペラ軸の長さが長くなり製作上、装備上などの理由により、プロペラ軸継手と中間軸継手との結合位置を船外で行うことがある。この場合の船尾管内を通る中間軸を船尾管軸と言う。
船外位置に軸継手がある場合は、軸継手を海水からの腐食に対して保護するための保護カバーを設ける必要がある。
1.6 船尾管および船尾管軸受
1) 船尾管
一般に船尾管本体(スタンチューブ)は鋳鉄製あるいは鋳鋼製の場合が多い。また比較的大型船では船尾管本体を設けず、船体と溶接構造で形成する場合もある。
2) 船尾管軸受
(1) 海水潤滑軸受
海水潤滑軸受材として、リグナムバイタ、合成ゴム、合成樹脂などが使用される。