(4) プロペラ軸のプロペラ取付部の構造
3・15図に示すようなプロペラ軸にプロペラを取付ける構造では、プロペラの船首側のゴムパッキン(Oリング)がプロペラの押込量に影響を受けるのでOリングによる密封性が不安定である。このためプロペラ軸の軸身にクロスマークが発生することがある。この対策として3・16図に示すようなゴムパッキンをパッキングランドで押込む構造とする。
プロペラ軸は海水の浸入などによって折損事故が発生することがあるので、プロペラの取付時および取外時の検査には、十分留意しなければならない。