プロペラ軸の保護方法としてつぎのものがあり、第1種プロペラ軸と第2種プロペラ軸に分類される。
(1) 第1種プロペラ軸
1] 全通青銅スリーブを装備したプロペラ軸
2] 分装青銅スリーブでその間をゴム巻きで保護したプロペラ軸(3・11図)
3] 分装青銅スリーブで、その間をFRPで保護したプロペラ軸(3・12図)。但し、JG認定品のみ第1種プロペラ軸と認められるが、その他のものは、第2種プロペラ軸となる。
4] 船舶機関規則の承認した耐食性材料で製造されたプロペラ軸
(2) 第2種プロペラ軸
1] 第1種プロペラ軸以外のプロペラ軸
3・11図はゴム巻き保護した場合のスリーブ端部の形状を示す。3・12図はFRPで保護した場合のスリーブ端部の形状を示す。
なお、プロペラ軸の検査については第5章船舶安全法を参照のこと。