5] ICレギュレータ
バッテリには、オルタネータで発生した電気を供給して充電しているが、高い電圧で充電すればバッテリは破損してしまう。そのために発生電圧を制御し、一定に保つ必要があるこの発生電圧を制御するのがレギュレータである。
ICレギュレータはフィールドコイルとアースの間に入れたトランジスタをツエナダイオードでON、OFFすることによりフィールド電流を制御し、オルタネータの出力電圧を一定に保っている。
(ICとは集積回路のことで、一つの基板上に導体や抵抗を印刷などで形成し、それにトランジスタ、ダイオードなどの半導体部分(チップ)を接続して樹脂でおおったものである)
・出力電圧が低いとき
ツエナダイオード(ZD)が導通しないためトランジスタ(Tr2)がONし、フィールド電流を流し出力電圧を上げる。(2・175図)