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2・62図 連接棒小端部の形状

 

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2・63図 連接棒大端部の形状

 

5) 小端部メタル(ピストンピンメタル)

ピストンピンと連接棒を結合する軸受けであり、一般には燐青銅製の筒形メタルを、精密加工した小端部穴へ圧入し、メタル圧入後にピストンピンとの適正な隙間を確保するため内径をリーマにより仕上げ加工している。なお、最近の機関には鋼製の裏金を持つ軸受けメタルも使用されている。

6) 連接棒大端部メタル(クランクピンメタル)

大端部メタルは大端部軸受内に納められ、クランク軸のピン部にキャップを介して取り付けられクランク軸を回転させている。

メタルには、衝撃荷重に耐え摩耗の少ない材料が要求され従来は、厚肉のホワイトメタルが使われていたが、最近の機関には高出力化により、クランク軸の軸受部を焼入硬化しているため、耐圧荷重の高いケルメットメタルが使われている。

 

 

 

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