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問2-2-71

次の文章について正しいものには○を、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。

( ) 1. 通常、薄肉メタルをハウジングに装着したとき締め付け前には合わせ面がわずかとび出しており、これをクラッシュリリーフという。

( ) 2. ブッシュやメタル焼き付きによるハウジングの損傷は殆どの場合シリンダは交換となる。

( ) 3. シリンダライナの摩耗量が使用限度内であれば真円度が限度を超えていても使用できる。

( ) 4. アルミメタルはケルメットメタルより潤滑油中のゴミを嫌う。

( ) 5. 中高速エンジンに使用されている薄肉メタルの合わせ面に叩かれた痕跡があるものは締め付け力の不足やボルトの伸びなどによるので特に注意することが必要である。

 

問2-2-72

次の文章は動弁装置について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。

( ) 1. 弁傘部の亀裂、欠損及び弁止環部のへたり、まくれ、亀裂は目視及び浸透探傷検査で亀裂欠損などの有無を点検し、亀裂欠損のあるものは新品に交換する。

( ) 2. 吸排気弁の弁案内部と弁軸部の組立スキマは重要であり、このスキマを知るために弁案内部内径を3カ所シリンダゲージで測定し、その測定位置に対応する弁軸径をノギスで計測する。

( ) 3. 吸気弁の場合、弁棒と弁案内のスキマが広すぎるとスキマから潤滑油が吸気中に吸い込まれ潤滑油消費量が増加するなどの障害が生ずる。これを防止するためバルブステムシールが取り付けられている。ステムシールは弁案内から分解した場合及びシール部に傷がある場合は必ず交換する。

( ) 4. 弁ばねの点検と整備は外観を目視で点検し、腐食、傷、折損の有無を調べ少しでも異常があるものは交換する。

( ) 5. 最近の高速機関には、弁及び弁座シートにステライト盛したものが多く使用されている。この場合、ステライトは硬いので、弁を回転させて摺り合わせするのが効果的である。

 

 

 

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