問2-2-36
次の文章はエンジン運動部について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。
( ) 1. 最近の高速機関の主軸受けメタルには、ゴミの埋没性及びなじみ性のよいホワイトメタルが多く使われている。
( ) 2. アルミピストンは、頂面の亀裂の有無を磁気探傷法により調査し、ヘアークラック程度の浅い亀裂はグラインダで完全に削り落とし、亀裂の深いものは交換する。
( ) 3. 連接棒ボルト(ロッドボルト)及びナットは亀裂の有無を磁気探傷法により調査するとともに、外観上の点検で異常が認められなくてもメーカの指示する使用時問又は分解回数に達したものは交換しなければならない。
( ) 4. 圧縮リングはピストンが圧縮行程の上死点付近で燃料が燃焼できる赤熱空気を発生させるように気密を保ち、次におきる爆発燃焼ガス圧力を逃がさないようにする気密作用とともに、ピストン頂部に受けた燃焼熱の大部分をピストンリングを介してシリンダライナ壁へ伝達し、さらに冷却水に吸収させる熱の伝達作用の役割を持っている。
( ) 5. ダンパは通常、ゴム、粘性液などを、燃焼エネルギの吸収材に使用しているためある程度の劣化は避けられない。定期的な点検による不具合の早期発見とメーカの指定した使用時間に達した場合け必ず交換し、クランク軸などのねじり振動による折損事故を未然に防止する。