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問2-2-34

次の文章は動弁装置について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。

( ) 1. 吸排気弁の弁案内部と弁軸部の組立スキマは重要であり、このスキマを知るために弁案内部内径の測定位置に対応する弁軸径をノギスで計測する。

( ) 2. 最近の高速機関には、弁及び弁座シートにステライト盛したものが多く使用されている。この場合は弁を回転させて摺り合わせるとシート面に傷が付くので弁を弁座に叩きつけながら摺り合わせる。

( ) 3. 弁ばねの点検と整備は外観を目視で点検し、腐食、傷、折損の有無を調べ少しでも異常があるものは交換する。

( ) 4. カム軸の点検と整備で、カム軸前後方向の遊びが小さいとカム軸が動き弁開閉時期に狂いが生じ、あるいは騒音を発する原因となる。従って分解前に軸前後方向の遊びを点検する。

( ) 5. 吸気弁の場合、弁棒と弁案内のスキマが広すぎるとスキマから潤滑油が吸気中に吸い込まれ潤滑油消費量が増加するなどの障害が生ずる。これを防止するためバルブステムシールが取り付けられている。ステムシールは弁案内から分解した場合及びシール部に傷がある場合は必ず交換する。

 

問2-2-35

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