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問2-2-30

次の文章で正しいものに○、間違っているものに×を付けなさい。

( ) 1. 連接棒はピストン頂面に作用したガス圧の力をクランク軸に伝え、ピストンの往復運動をクランク軸の回転運動に変える役目をしている。したがって、連接棒には常に圧縮の荷重がかかっている。

( ) 2. エンジンの小形、軽量、高出力化に対応し、ピストンは従来の鋳鉄製から軽いアルミ合金製が多くなっているが、最近では薄肉鋳鉄ピストンも実用化されている。

( ) 3. ピストンリングで、バレルフェースリングやテーパリングはライナとの摺動面の当たり幅が広くなると、ガスの気密性が良くなるため、オイル消費は少なくなる。

( ) 4. ダンパ(減衰器)は比較的長い軸系のねじり振動を吸収する役目を持ち、ダイナミック式、固体摩擦式、粘性摩擦式、ゴム内部摩擦式などがある。

( ) 5. バルブスプリングの点検と整備は、外観を目視で点検し、腐食、傷、析損の有無などを調べる。また、スプリングの自由高さを測定し、ヘタリなどで自由高さが低下しているものについては、組立時にシムを入れて調節する。

 

問2-2-31

次の文章は、クランク軸について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。

( ) 1. クランク軸の亀裂の発生し易い部分は、テーパキー溝部分、アーム部とジャーナル部またはピン部との付根部分、油穴の周囲等である。

( ) 2. 亀裂が軸芯と45°方向に入っている場合は、捩り振動による恐れがあるため、捩り振動を計測し、対策を実施する必要がある。

( ) 3. クランク軸の曲がりがメーカーの基準値を超えている時はメーカの指導により、曲がりを修正する必要がある。

( ) 4. ジャーナル部やピン部の傷が深い場合は、溶射肉盛を実施し、正規寸法に研磨仕上げする。

( ) 5. ジャーナル部及びピン部の摩耗が使用限度を超えている場合、メーカでアンダサイズの部品が準備されていれば研削修正して使用する。

 

 

 

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