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次に角度を記入する寸法線は4・11図のように角度を構成する二辺の交点あるいはその延長線上の交点を中心とした円弧を用いてこれに矢印をつける。

 

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4・9図

 

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4・10図

 

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4・11図

 

2) 引出線

穴の寸法などを示す時に用いられる。この引出線は4・12図に示すように水平に対し60°とし引出される方に矢印をつけ、反対側の寸法数字を記入する側を水平とする。

 

3) 寸法に付記される記号

1] φ(マル)…丸い物、孔の直径に用いられる。

2] □(カク)…材料が正方形の時に用いられる。

3] R(アール)…材料の半径、製品の曲がりの半径を表わす。

4] t(ティ)…材料の厚さを表わす。

5] 球…材料のある部分が球面である時に用いられる。例、φ450球=直径450の球面

6] C…面とり記号。これは45°面とりに限り用いられ45°以外の面取りは4・13図のように深さ×角度で示す。

※ 2Cは面とり角45°深さ2mmを示す。

7] 弧の長さを示すには4・14図のように示し、寸法線は弧と同心の円弧として示す。

8] 弦の長さは4・15図のように弦に平行な寸法で示す。

 

 

 

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