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(6) 第三角法による投影図のかき方の参考例

(イ) 正面の選び方(フリーハンドによる)

 

284-1.gif

(J)図 (I)面を正面に選んだ例

(この立体の特徴をよくあらわしている)

 

284-2.gif

(K)図 (II)面を正面に選んだ例

(この立体の特徴がでていない。)

 

(ロ) 第三角法によるかき方の例(フリーハンドによる)

 

284-3.gif

(L)図 平面図を省略してもよい例

 

284-4.gif

(M)図 平面図または側面図のどちらか一方を省略してもよい例

 

上記の(L)および(M)図は、表現が重複している投影図は、省略してもよい例を参考として示しているが、『一般の機械製図では、投影図は重複してもよいが、寸法は重複して記入してはいけない』ということになっている。したがって、投影図を強いて省略する必要はなく、立体の形をよく理解できるように、必要に応じて断面図、部分的な矢視図、あるいは拡大図などを追加してわかりやすく表示されるべきである。

 

1.4 寸法の記入法

1) 寸法線

品物の寸法は4・9図のように、中央に数字を記入する。又寸法線は外形線から引き出した寸法補助線と直角にひき両端に矢印をつける。又、上記の方法で寸法を明記しにくい時は4・10図に示すように寸法補助線と寸法線はある角度をもって示すようにしている。

 

 

 

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