スチールプレートのそり量・変形量及び摩擦板の変形量はスキミゲージを使って定盤上で計測する。
スチールプレート、摩擦板の摩耗は、ノギスで厚さを測定し調査する。
スチールプレート、摩擦板のスプラインに摩耗欠損がある場合、摩耗の軽度のものは相手スプラインと噛合せ、バックラッシュ量を点検する。スプラインの歯の一部欠損はメーカと協議のうえ処置する。
ピストン、およびクラッチドラムの摺動面に強い当りや掻き傷がある場合、相手側部品も調査しその原因となる部分を油砥石等で修正する。
Oリング、Vリングの変形、摩耗は2・175図に示すように、リングを溝内に入れ締め代が十分あるか否かの確認を行うが、分解時は新品と交換する。