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2・167図は、油圧系の諸部品配置とその回路図であり、JISで定められた図記号により画いたものである。

油圧を発生させ、各軸受部を潤滑させるための油ポンプは、エンジン用とは別個にクラッチ軸端部に装着されており、クラッチを作動させる油圧(作動油圧という)と、潤滑油圧は、それぞれの油圧調整弁により、調圧される。

 

162-1.gif

2・167図 油圧式クラッチ油圧系統図

 

(ロ) 作動

(a) クラッチ本体

クラッチ内部の作動については、2・166図に示す如く、油ポンプから圧送された作動油が矢印の方向に油通路を通り、クラッチ油圧ピストン背面の浅い凹部全面に充満し、ピストンを図に向って右方へ押し出す。

 

 

 

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